以下に消防系設備をまとめて見ました。
新米施設警備員さんにお役に立てば幸いです。
消防系設備
- 消火器系
- 強化液消火器
すべて(普通・油・電気)の火災に適用(特に木材の火災に有効)。 - 粉末消火器
すべて(普通・油・電気)の火災に適用(水のように浸透力がない)。 - 泡消火器
普通・油の火災に適用。 - 水消火器
普通の火災に適用。 - 二酸化炭素消火器
油・電気の火災に適用。 - ハロゲン1301消火器
油・電気の火災に適用。
- 強化液消火器
- 消火栓系
- 1号消火栓
130リットル/分以上、25m、起動ボタンで起動。 - 簡易操作1号消火栓
130リットル/分以上、25m、消火栓弁開放と連動して起動。 - 2号消火栓
60リットル/分以上、15m、消火栓弁開放と連動して起動。
- 1号消火栓
- スプリンクラー系
- スプリンクラー設備
横方向30cm、縦方向45cmの空間に物があってはならない、放水量は80リットル/分。 - 水噴霧消火設備
普通は水は油火災に適さないが、霧になると適応する。 - 泡消火設備
油火災に適し、地下駐車場設置の定番設備。
- スプリンクラー設備
- 密閉系(起動ボタン押下後、数秒間はキャンセルができるが、再起動はできない)
- 不活性ガス消火設備
電気火災に適するので電気室や通信機器室に利用される。 - ハロゲン化物消火設備
オゾン層破壊の一因で、すでに、基本的に1994/1/1をもって全廃されている。 - 粉末消火設備
油火災に適する。
- 不活性ガス消火設備
- その他系
- 排煙設備
自然式と機械式があり、防災センターからも遠隔操作ができる。 - 連結散水設備
地階のみに設置する設備で、火災発生に備えあらかじめ天井又は天井裏に散水ヘッドを備え、消防ポンプ自動車から建物に設けた送水口、送水配管を通じて送水しヘッドから散水させる設備。 - 連結送水管
高層ビルで各階の消火栓で放水する水を消防ポンプ自動車から連結送水管を通して補充する。 - 非常コンセント設備
11階以上の建物で非常時に必要なコンセント。 - 防火区画
防火戸により区画されるエリア。 - 防火戸
防火区画の出入り口に設けられ、手動又は火災や地震を感知して自動的に閉鎖する。 - 防火シャッター
防火戸と同様。 - ドレンチャー
火災発生時に延焼が広がるのを防ぐために、壁などに水を噴射し、膜を作ることで防火する。 - 防火ダンパー
火災が拡大しないために、火災による煙の発生、風道内の温度上昇した場合に自動的に閉鎖するダンパー(鉄板厚さ1.5mm以上の板)。 - 非常エレベータ
火災時に活用するエレベータ(一次運転と二次運転があり、二次運転は公設消防隊が行う)
- 排煙設備
- 避難設備
- 救助袋
垂直式と斜降式があり、自衛消防技術試験では必須。 - 緩降機
使用者が自重より降下する。これも、自衛消防技術試験では必須。
- 救助袋
- 非常用照明装置(停電等の非常時に、140°の火熱に30分以上間耐え、1ルクス以上の性能を有する)
- 天井埋め込みタイプ(1ルクス以上)
- 蛍光灯などの放電タイプ(2ルクス以上:140°条件下でルクスが半減するために倍になっている)
- 誘導灯(常時点灯が原則、停電時でも20分(通常)や60分(長時間型)の間だ点灯できる)
- 避難口誘導灯(避難口に設置:人が出口に向かう図で避難口明示)
- 通路誘導灯(避難経路に設置:人が矢印に向かう図で避難方向明示)
- 客席誘導灯(客席通路に設置:客席の横下についている絵パネルなし)
以下にも、追加しました。