立会業務(専用部メンテナンス編)
今回は、立哨でなく立会です。
本施設では、平日は社員さんが働いていますので、テナントの引越しや専用部メンテナンスは休日に行います。
引越しの時は、非常口から搬出入を行いますので、非常口から不審者が入らないように警備員が立会ます。
専用部メンテナンスの時は、重要セキュリティ室、鍵が掛かっている役員室等の解錠・施錠や作業員不正の監視を立会ます。
今回は、専用部メンテナンス編です。
ちなみに、引越し編は以下に書きました。
専用部メンテナンスには、専用部内の各種空調メンテナンス、レイアウト変更工事、害虫駆除等があります。
この場合の立会業務は、専用部入口や専用部内各種部屋の扉の解錠・施錠を行い、作業業者の不正監視を行います。
セキュリティ的には、作業業者のセキュリティレベルと各部屋のセキュリティレベルの組み合わせで、警備員が立会うかが決まります。
警備員はマスターキーとその日のみ有効のマスター権限カードキーで対応します。
まず、作業前のその部屋の施錠状態をチェックします。
施錠されていれば、作業後、必ず施錠します。
解錠されていれば、作業後、必ず解錠のままにします。
これは、一見単純作業ですが、絶対にミスの出来ないところなのです。
これをミスると、自分だけでなく、警備隊全体に悪影響があるのです。
複数の作業員がいて、わさわさしていても、絶対に譲れないところなのです。
作業業者のセキュリティレベルは、新規業者以外は、事実上問題なく、ポイントは、やはり部屋の解錠・施錠なのです。
あと、作業を行う部屋を間違わないこと。
マスターキーなので全ての部屋が解錠できますが、メンテナンス対象外の部屋もあり、間違って解錠してしまったら大変なことになるのです。
さらに、絶対にあってはならないことは、マスターキーの紛失です。
これをやったら、金銭的にもアレですが、警備隊解約はもちろん、警備会社の存続に関わって来るのです。
ということで、警備作業的には単純ですが、物凄く責任の重い大変な仕事なのです!
まとめです。
以下のワン・ツウ・スリーが大事。
- 部屋の解錠・施錠の状態復元を間違わないこと。
- 作業対象以外は、間違って解錠しないこと。
- マスターキーは絶対に紛失しないこと。
ちなみに、専用部メンテナンス関わる資料は、コピー厳禁で、終了後、必ずすべて返却します。
また、万が一、作業対象で解錠ができない部屋があったら、テナントのセキュリティ担当へ連絡も必要。