小池啓仁 ヒロヒト応援ブログ By はてな

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VBからAPIを使用するときの文字列型引数引き渡しの非常識

VBの関数では、引数を『値渡し(ByVal)』と『参照渡し(ByRef)』の2種類で受けることが出来ます。
ByValで受けた変数を関数内で変更すると、呼び出し元の変数は変更されません。
ByRefで受けた変数を関数内で変更すると、呼び出し元の変数は変更されます。
これ、VBの常識です。


しかし、APIの引数へ文字列型変数受け渡しに関して、この常識が通用しないのです。
API側の引数型がC言語の文字列ポインタで受けるのもは、VB側ではすべてByValで渡すのです。
そして、APIは、ByValで受けても、ちゃんとが値を設定してくれるのです(VBでは非常識)。
つまり、『ByValで受けた変数を関数内で変更すると、呼び出し元の変数は変更されます』になるのです!!


たとえば、以下では、gethostname関数(ソケットAPI)をコールするとByValなのにnameへホスト名が設定される。

VBでの定義

Public Declare Function gethostname Lib "wsock32.dll" _
 (ByVal name As String, ByVal namelen As Long) As Long

C言語(ソケットAPI)での定義

int gethostname (char FAR * name, int namelen);

この辺に詳しい識者の方、もしよろしければ、ご教示願います。
尚、APIの引数型が、整数型、整数ポインタ型、構造体型、構造体ポインタ型ではVBの常識通りです。
つまり、APIへ情報を渡すだけならByValで、APIから情報を取得するときはByRefになります。