フィードRSSとAtom
フィード(Feed)とは、供給するとか与えると言う意味で、ウェブサイトやブログなどのコンテンツの概要、もしくはコンテンツ全体を配信する際のデータのことを指します。
そのデータの代表的なフォーマットとしては、RSSやAtomがあります。
RSSは、単純構造のXMLファイルで、サイト全体の概要、タイトルや内容概要、コンテンツへのリンク、といった情報が含まれています。
実は、RSSには3つの規格があります。
- RDF Site Summary (RSS 0.9とRSS 1.0)
- Rich Site Summary (RSS 0.91)
- Really Simple Syndication (RSS 2.0)
この中で「RSS 2.0」は、「RSS 0.9x」を改良したものであり、書式の互換性が確保されている。
その一方で、「RSS 1.0」は、「RSS 2.0」や「RSS 0.9x」との互換性がない。
また、「RSS 2.0」に代わるコンテンツ配信技術としてAtomと呼ばれる新しい規格がすでに存在している。
Atomは、更新情報の配信のみにとどらまず、MP3や動画などのリッチメディアの配信にも用いることが出来て、拡張性も高いため、メタデータの流通方法として汎用的に利用することが可能で、今後の本格的な利用が展望されている。
ということで、今(2007/10)のフィードリーダー(RSSリーダー)は、上記すべてをサポートするケースが普通らしい。
そのうち淘汰されて、どれかに一本化していくのでしょうか・・・。
また、これらのフィードの一般的な使い方は、ウェブサイトの作者がフィードへのリンクをサイトのどこかに置き、ユーザーがそれをアイコンなどから見つけて、自分のフィードリーダーに登録する。
後は、フィードリーダーがフィードの更新を定期的に確認し、ユーザーは最近のコンテンツを得ることができるようになる。