grep関数は、第1引数の検索文字列で、第2引数の配列の中を検索し、マッチした要素内容を配列で返します。
第1引数の検索文字列は、実は正規表現なのです。
なので、以下のように意外な要素を引っ掛けてしまうのです。
サンプル(grep.pl)
#!/usr/bin/perl use strict; use warnings; local ($, , $\) = (', ', "\n"); my @data = ("12.4", "1234", "A12B4", "B456"); my @rdata = grep(/12.4/, @data); print @rdata;
文字列'12.4'を検索しても余分な'1234', 'A12B4'が引っ掛かる。
$ ./grep.pl 12.4, 1234, A12B4
これは、正規表現の任意の文字『.』があるのでそうなるわけです。
なので、これを『\』エスケープすれば、大丈夫ですが、それだとすべての正規表現に気を配らないとなりません。
正規表現でなく単なる文字列でマッチさせるためには、以下のように『$_』と比較させます。
#!/usr/bin/perl use strict; use warnings; local ($, , $\) = (', ', "\n"); my @data = ("12.4", "1234", "A12B4", "B456"); my @rdata = grep($_ eq '12.4', @data); print @rdata;
$ ./grep.pl 12.4
今度は、'12.4'の文字列でマッチしました。
ちなみに以下の呪文は、どういう意味かというと、http://d.hatena.ne.jp/chaichanPaPa/20080708/1215516339を参照願います。
local ($, , $\) = (', ', "\n");