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PerlでFTP(ファイル転送)するには

PerlFTPするには、いろいろあると思いますが、標準モジュールNet::FTPを使用するのが簡単です。

◆標準モジュールNet::FTP使用のサンプル

use strict;
use warnings;
use Net::FTP;

    open(STDERR, '>>err.log');
    my $ftp=Net::FTP->new('host.hatena.ne.jp', Passive => 1) or warn("Connected Error!\n");
    #my $ftp=Net::FTP->new('host.hatena.ne.jp') or warn("Connected Error!\n");
    $ftp->login('ID','Password') or warn("Login Error!\n");
    $ftp->cwd('/');
    $ftp->put('xx.htm') or warn("Ftp-put Error!\n");
    $ftp->quit();
    close(STDERR);

◆ソース解説

  • open - warn()でのSTDERRへのメッセージをerr.logファイルに出力する。
  • new(コンストラクタ) - パッシブモード(Passive => 1)でホストに接続する。
  • login - IDとPasswordを指定する
  • cwd - サーバー側のディレクトリを指定する
  • put - ファイル(xx.htm)をサーバーへ転送する。
  • quit - 接続を切断する。
  • close - openしたらcloseしないとね。


ちなみに、パッシブモードとは、サーバーから通知されたポートに対してクライアントからコネクトする。
通常のアクティブモードでは、サーバーからクライアントにコネクトするので、ファイアーウォールやNAT(IPマスカレード)が中間にあるとブロックされたり、ポート番号が変更されたり、上手くコネクトができない。

◆追記(2008/04/15)

FTPには、制御用とデータ転送用の2つの通信経路がはられ、制御用経路でのやりとりで、アクティブ or パッシブモードを判断する。
その後は、データ転送用経路でのやりとりで、上記の説明通り。

◆追記(2008/04/14)

FTP転送モードはデフォルトではアスキーモードです。
バイナリモードにするには、『$ftp->login・・・』の行の下に以下を追加します。

$ftp->binary;

ちなみに、省略形『$ftp->bin』ではNGです。

◆追記(2008/04/17)

FTP転送後、ファイルの属性を変更したい場合があります。たとえば、実行権を付けたいとか。
ファイルの属性を変更するには、『$ftp->put・・・』の行の下に、以下のようなsiteメソッドを追加します。

$ftp->site('chmod 666 xx.htm');

ちなみに、上記は、ファイルxx.htmに対して、オーナー、グループ、アザーの3者へリード権・ライト権を付与しています。