小池啓仁 ヒロヒト応援ブログ By はてな

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クッキーなしでもセッション管理ができる?

昨日の記事で、『httpはステートレスなので、httpを使っている以上、セッション管理はクッキーが必須』と書きましたが、厳密には間違いでした。


Javaのセッションオブジェクトではメモリ、PerlCGI::Sessionモジュールでは、ファイルやDBにセッション情報を保持し、セッションIDをhiddenパラメータやURLパラメータで引き渡し、セッション情報にセッションIDを問い合わせることでセッション管理をすることができますね。
ですので、クッキーは必要ありません。


しかし、hiddenパラメータやURLパラメータは、htmlのソースがブラウザで丸見えなので簡単に改ざんされるケースが否定できないです。
やはり、セッションIDは、安易に改ざんできないクッキーで渡すのが一番なんですかね。
また、httpsの場合は、クッキーにsecure属性を指定すれば、ほぼ完璧に安全ですね。


ということで、以下はセッションID引き渡しの安全順です。

  1. クッキーにsecure属性つけてセッションIDを引き渡す。
  2. クッキーでセッションIDを引き渡す。
  3. hiddenパラメータでセッションIDを引き渡す。(セッションIDが改ざんされ易い)
  4. URLパラメータでセッションIDを引き渡す。(ブラウザのアドレス欄にセッションIDが表示される)