日銀とデフレ脱却の切り札
以下のように、前回、前々回とデフレ脱却の切り札をご紹介してきました。
今回はその3弾です!
まず、デフレとは、経済全体で見た場合、需要が小で供給が大となり、需要と供給のバランスが崩れることです。
需要が小で供給が大になると、当然の如く物価が持続的に下落していきます。
それは、同時に貨幣価値の上昇も意味するのです。
同じ金額の貨幣でより多くのものを買えるようになるからです。
では、逆に貨幣価値を下落させれば物価は上昇し、デフレ脱却ができるわけです。
貨幣価値を下落させるには、貨幣供給量を増やせばいいわけです!
実は、日銀(日本銀行)は紙幣を沢山刷って、自由にお金を供給量することができるのです。
つまり、日本は、日銀がお金を沢山供給すれば、すぐにでもデフレ脱却ができるのです!
しかし、日銀は、それをしません。
それをすると、インフレになる可能性があり、日銀は、インフレが大嫌いなのです。
インフレになれば、貨幣価値が下落するので、お金持ちの人(国はセレブが支配?)はそれを望まないです。
確かに、供給するものがなくて、貨幣(需要)を増やせば、問題がありますが、今の日本は供給能力があり余っていて、デフレギャップが40兆を上回っているとのことです。
なので、現状、日銀が理論上40兆までお金を供給すると丁度、需要と供給がつり合い、デフレ脱却ができるのです。
しかし、日銀はそれをしません。
ある意味、日銀がデフレ脱却の切り札を握っているのですね。これが!
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