小池啓仁 ヒロヒト応援ブログ By はてな

小池啓仁(コイケヒロヒト)の動画など。

小池啓仁 ヒロヒト応援ブログ By はてな

Perlの謎(番外編4):『ハッシュの配列』か『配列のハッシュ』か?

まず、以下のソースを見てください。

use strict;
use warnings;

my @aaa = ({xxx => 101, yyy => 102},
           {xxx => 201, yyy => 202});
print $aaa[0]{xxx}, "\n";
print $aaa[0]{yyy}, "\n";
print $aaa[1]{xxx}, "\n";
print $aaa[1]{yyy}, "\n";

上記のデータ構造は、『ハッシュの配列』でしょうか、それとも『配列のハッシュ』でしょうか・・・。


ラクダ本では、『ハッシュの配列』になっていました。
私は、約2年間ずーっと『配列のハッシュ』だと思っていました。だって、式と語順も一緒だし・・・。


昨日、読者の方からご指摘を受け、ラクダ本で調べたら、確かに『ハッシュの配列』と書かれていたのです!
『ハッシュの配列』は、英語で "arrays of hashes" です。だから、英語でも語順は一緒なのですね。


ofの意味は、「B of A」のとき、Aがまず存在していて、それに関係のあるBが存在していることを示している・・・とのことです。
まさに、hashesのデータがまず存在していて、それに関係のあるarraysが存在していることを示していますね。


しかしですね。たとえば、配列にデータが入っているとします。
このデータのことを『配列のデータ』といい、決して『データの配列』とはいいません。


上記のデータ構造は、配列に入っているデータが単にハッシュリファレンスになっているだけです。
なので、『配列のデータ』->『配列のハッシュリファレンス』->『配列のハッシュ』でいいわけです。
式と日本語の語順も一緒なので覚え易いわけです。


でも、ラクダ本が『ハッシュの配列』と云っている以上、逆らえないのですねこれが(^^;
ということで、本ブログと本サイトのコンテンツを見直して、ラクダ本にあわせて修正しました。


ご指摘して頂いた方、ありがとうございました。


プログラミングPerl〈VOLUME1〉

プログラミングPerl〈VOLUME1〉