施設警備員は空間と時間を操る
施設警備員の仕事は、難しい仕事ばかりで、凄く大変です。
その中でも、特に大変なのはクレーム対策と駐車場管理です。
今回は駐車場管理のお話しを少し…。
本施設の地下駐車場は、基本的に駐車はできません。一時停車のみです。
一時停車スペースは、基本的に以下しかありません。
- 高さ2.9mの一台分の荷捌きスペース
- 高さ3.0mの一台分の荷捌きスペース
- 高さ3.1mの一台分の一時停車スペース
- 高さ3.2mの一台分の荷捌きスペース(大型専用)
- スロープに乗用車MAX3台分のスペース
たったコレだけのスペースで、約20階オフィスビルへの納品車と作業車を捌きます。
特に複数のテナントの引越し等がバッテングすると、凄く大変なことになるのです。
引越しの時間をずらしてもらったり、作業車の大きさによって荷捌きスペースを振り分けたり…。
しかも、通常の納品車のことも考慮しないといけません。
つまり、停車時間と停車空間をパズルのごとく組み合わせて、スムーズに納品や引越し作業やテナント工事作業ができるように工夫するのです。
これ新米警備員には大変な試練です。
作業がある時は、前もって作業車の大きさと台数、作業時間を把握して、その時の地下駐車場の状態を把握して、制御するわけです。
またコレだけでなく、搬送用エレベータの使用状態も考慮しないといけません。
まさに、施設警備員は空間と時間を操る力がないと勤まらない大変難しい仕事なのですよ!