北方領土は誰のもの?
先日、たまたま池上さんのテレビを見ました。
終戦記念日特集がらみで、北方領土のことを分かりやすく池上さんが解説していました。
日露戦争後は、北方領土はもちろん、千島全部とサハリン半分が日本の領土でした。
第二次世界大戦後は、北方領土はもちろん、千島全部とサハリン全部がソ連(ロシア)の領土になりました。
これ、終戦の年の8月9日にソ連が対日参戦し、8月11日に南サハリンに侵攻、8月18日には千島列島に侵攻開始し、8月28日から9月3日にソ連が北方4島(北方領土)を占領しました。
日本の終戦記念日は、8月15日です。
つまり、ソ連は、終戦記念日後に日本に攻めてきて、千島列島と北方4島を占領したのです。
しかも、日ソ中立条約(不可侵条約)を破棄しての占領です。
これ、例えて言えば、当初ケンカには参加(日ソ中立条約)しないよ…という人(ソ連)が、ぼこぼこにやられた人(日本)を見て、いきなりその人の身包みを剥ぐような行為です。
ソ連(ロシア)と言う国は、ろくなもんではありません(怒)。
しかし、実は、日本もろくなもんではないのです…。
千島とサハリンと北方領土は、もともとアイヌの人達が住んでいた…アイヌの人たちの島だったのです。
この島を、日本とソ連(ロシア)で交互に蹂躙してきた歴史があるのです。
アイヌの祖先は、縄文人とのことで、弥生人である日本人が北へ追いやったのかもしれません。
ということで、北方領土は日本やソ連(ロシア)のものでなく、もともとはアイヌのものなのですね。