無名ハッシュの威力
EXCELとかDBでは、データが表形式なっていて、行と列でデータにアクセスします。
行は配列で表現し、列はハッシュで表現するのが、まぁ普通だと思います。
たとえば、以下の表の感じです。
A列 | B列 | C列 | D列 | |
1行 | 0 | 1 | 2 | 3 |
2行 | 0 | 1 | 2 | 3 |
3行 | 0 | 1 | 2 | 3 |
4行 | 0 | 1 | 2 | 3 |
- まず、列名をハッシュキーにして、一行分のデータをハッシュ変数に格納します。
- そして、そのハッシュ変数の内容を無名ハッシュの要素とし、その無名ハッシュのリファレンスを今度は配列の要素として格納します。
- すると、ハッシュの配列になり、行は配列数で表現され、列はハッシュ名で表現が出来るのです。
use strict; use warnings; my @col; my %row; for (my $j = 0; $j < 4; $j++) { # 1, 列名をハッシュキーにして一行分のデータをハッシュ変数に格納する for (my $i = 0; $i < 4; $i++) { $row{"rowname" . $i} = $i; } # 2, 無名ハッシュリファレンスを配列の要素として格納する $col[$j] = {%row}; } for (my $j = 0; $j < 4; $j++) { for (my $i = 0; $i < 4; $i++) { # 3, 行は配列数で表現され、列はハッシュ名で表現される print $col[$j]{"rowname" . $i}, " "; } print "\n"; }
ということで、無名ハッシュは、メチャクチャ威力があると思いませんか?
って、実は今日、『{%row}』を『\%row』とやって、はまったものですから、ネタにしてしまいました。
\%rowは、ハッシュ変数のリファレンスになって、今回の場合はNGです。
今回の場合は、行毎にリファレンスをしないとなりませんので、中カッコでリファレンスをコンストラクトしています。
つまり、今回の場合の中カッコは、実行されるたびに別のリファレンスがコンストラクトされます。
追記
今回の場合、『my %row;』をforブロックに入れて、『{%row}』を『\%row』やれば、『\%row』でもOKですね。
って、今回の場合のサンプルは、これが正解ですね(kitsさんからご指摘を頂きました…いつも、ありがとうございます)。
ただ、何かの事情で、『my %row;』をforブロックに入れらないとか、そもそも、無名ハッシュがメインの記事なので…
すみません。
ちなみに、forブロックで my した時は、myが実行されるたびに別エリアに割り当てられるので、そのリファレンスを
配列に代入しても大丈夫なのです。
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