Perlでのファイルハンドルとは何か?
実は、つい最近までファイルハンドルをファイルディスクリプタと勘違いしていました。
Perlでのファイルディスクリプタとは、fileno関数の引数にファイルハンドルを渡し、実行して得られるものでした。
Perlでのファイルハンドルとは、ファイルディスクリプタでなく、あまりこだわらないでいうとファイルを識別するものかな。
リャマ本(初めてのPerl)には、以下のように書かれているらしい。
『PerlプロセスとI/Oコネクションに対してPerlプログラムが付けた名前のこと』
http://d.hatena.ne.jp/ksmemo/20070515/p2
イマイチ、ピンときませんが・・・。
とにかく、ファイルがあって・・・
って、感じですか?
Perlの場合、ファイルハンドルとして認識するものは、以下があるようです。
http://d.hatena.ne.jp/perlcodesample/20080721/1216643501
- シンボル( FH )
- 型グロブ( *FH )
- 型グロブへのリファレンス( \*FH )
- IO::Handleクラスのオブジェクト
- IO::Handleオブジェクトを継承したクラスのオブジェクト( IO::File など )
しかし、最近では以下のように全くファイルハンドルを意識しないでいいようです。
open( my $fh, '<', $file ) or die "openエラー($!)";
上記のように、open関数の第一引数へ未定義のスカラー変数(例では$fh)が渡されると、無名型グロブへのリファレンスが自動的に生成されるとのことです。
そして、そのリファレンスが指すところのファイルハンドルと実際のファイルを結びつけるのですね・・・open関数は。
だから、ハンドル名を考える必要はなくなったのです。
その代わりにスカラー変数名(例では$fh)を考えなくてはなりませんが・・・。
しかし、ハンドル名を使用していた時は、それがシンボルや型グロブだったので、グローバル変数になって、思わぬバグを引き起こす可能性がありました。
『my $fh』のようにレキシカル変数(ローカル変数)になったことにより、そのバグの可能性はなくなりました。
ハンドル名の時でも、ちゃんとした人は『local *FH』等で局所化をしていましたが・・・。
(しかし、『local *FH』にするとFHだけでなく$FH,@FH,%FH等も道づれになる)
ちなみに、Perlでいうシンボルとは、シンボルテーブルに格納されているシンボルです。
では、シンボルテーブルとは、パッケージ毎にシンボルが登録されているハッシュのことです。
たとえば、mainパッケージなら『%main::』という名のハッシュです。
また、そのハッシュのキーはベアワードになっており、値は型グロブが格納されています。
この辺は、イマイチわからないので、この辺にしときます。ではまた!
そうそう、『ファイルハンドラ』という言葉がありますが、Perlではあまり使用しないみたいです。
Javaでは、ずばりファイルハンドラクラスというのがあるみたいです。
まぁ、Perlで使用する時は、openで定義した『ファイルハンドル』で、ファイルを操作するということで、『ファイルハンドラ』という場合があるみたいです。
要は、ファイル読み込み等で、openで定義した『ハンドル』を使って、ファイルを操作する意味で『ハンドラ』になるのですかね(たぶん)。