小池啓仁 ヒロヒト応援ブログ By はてな

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バグはいつも素敵に意外に隠れている

えーと、Windows上のArchive::Tarモジュールで任意のフォルダ配下を固めてxx.tar.gzとし、それをNet::FTPモジュールでlinuxサーバーへ送り、サーバーのコマンド(tar -xzvf)で復元するとエラーになるのです。


原因は、複数のファイルやフォルダを一緒に固めるので、パス指定が怪しいと思って調べていました。
Archive::Zipは、addTreeというフォルダ配下は固める便利なメソッドがあるのですが、Archive::Tarは、なぜかないので、自力でFile::Findモジュールを使ってフォルダ配下のリストを求めてから、add_filesメソッドで固めます。
なので、この辺が怪しいとデバッグをしていたのですが、バグは意外にもFTPのモード指定でした。


FTPには、ご存知のようにアスキーモードとバイナリモードがあります。
通常のFTPコマンドでのバイナリモードでは、普通『bin』と指定します。
しかし、Net::FTPモジュールでは、フルスペルの『binary』と指定しないとNGなのです。
つまり、結果的にアスキーモードでFTPしていたのです。


tar.gzで固めたファイルは、もちろんバイナリファイルなので、アスキーモードでFTPしてデータが欠け、復元するとエラーになっていたのです。
バグはいつも素敵に意外に隠れていますね。


そうそう、なぜバグを見つけることが出来たかというと、Archive::Tarモジュールで任意のフォルダ配下を固めるロジックを外出しにして、テストした結果のxx.tar.gzを、Net::FTPモジュールでなく、手動のFFFTPでサーバーにアップして、気が付きました。