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Excelオブジェクト作成を連続要求すると発生するエラー

『RPC サーバーを利用できません』や『リモート プロシージャコールに失敗しました』のエラーが出たら・・・

sub excel_io {
    $excel = Win32::OLE->GetActiveObject('Excel.Application') || Win32::OLE->new('Excel.Application', 'Quit');
    :
    :
    $excel->Quit();
}

たとえば、上記のようなOLE経由でExcelオブジェクト作成し処理が終わったらQuitするサブルーチンを連続でコールすると以下のようなエラーになる場合があります。

Win32::OLE(0.1707) error 0x800706ba: "RPC サーバーを利用できません。
Win32::OLE(0.1707) error 0x800706be: "リモート プロシージャコールに失敗しました。

これは、Quitしても実際にはまだQuitされていない状態で、またExcelオブジェクトを取得または作成しようとして、システムの処理が追いつかないで発生している感じです。


なので、連続要求の合間にsleep関数をかますと上手くいきます。

   excel_io();
   sleep(3);
   excel_io();
   sleep(3);
   excel_io();

しかし、これは根本的な解決ではないですね。
Excelの場合はMDI(マルチドキュメントインターフェイス)なので、一度Excelオブジェクトを作成したらプログラムが終了する直前までQuitしないことですね。
つまり、以下のようにQuitをしなければ、連続要求でも上手くいきます。

sub excel_io {
    $excel = Win32::OLE->GetActiveObject('Excel.Application') || Win32::OLE->new('Excel.Application', 'Quit');
    :
    :
    #$excel->Quit();
}