内部統制とJ-SOX法
内部統制とは「Internal Control」の直訳で、企業内のリスクを把握し、リスクが発現しないように分析し、分析結果に対して対策をたて、対策を社員へ徹底すること。
2000年代初頭にかけてアメリカの巨大企業である「エンロン」や「ワールドコム」が会計不祥事により破綻し、その会計を監査していた巨大会計事務所「アーサーアンダーセン」も消滅しました。
それをうけて、2002年にポール・サーベンス(Sarbanes)氏とマイケル・G・オクスリー(Oxley)氏が財務報告に対する内部統制の構築維持のため法案を連名で提出し、制定された法をSarbanes氏とOxley氏の名前に因んで「SOX法」といわれています。
日本の「金融商品取引法」は、財務報告に対する内部統制の構築維持を義務付けている部分が「SOX法」の影響を受けているので、「SOX法」に因んで「J-SOX法」といわれています。