日本語と中国語での漢字
ご存知のように中国語は、すべて漢字です。
今から3300年前に出来た漢字が、中国語と日本語で別々に進化を遂げました。
しかし、元は同じ漢字なので、日本語と中国語での漢字の類似性を調べてみました。
*漢字の発音の類似性
今の中国語は、『北京語音を標準音、北方語を基礎語彙として典型的な白話文(口語文)を語法の規範とする』と定義されています。
また、上海や広東等の方言が沢山ありますが、すべて漢字なのは同じなのです。
一方、日本語の漢字の発音には、旧仮名と呼ばれるものがあります。
旧仮名は、日本語が中国語の漢字字音を受け入れたとき、 日本語の発音としては相当に無理をしながら中国語を忠実に音写しようしました。
しかし、結局は、発音しやすいように変形してしまったものだそうです。
以下は、中国語、旧仮名、新仮名の発音の比較表です。
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/kanji.htm
中国語 旧仮名 新仮名 湯 タン タウ トウ 張 チャン チャウ チョウ 両 リャン リャウ リョウ 洋 ヤン ヤウ ヨウ 桑 サン サウ ソウ 高 カオ カウ コウ 毛 マオ マウ モウ 老 ラオ ラウ ロウ 包 パオ ハウ ホウ 好 ハオ カウ コウ
確かに、なんとなく、発音変化の類似性が感じ取れます。