ラインエディタedlinを極めない
コマンドプロンプト画面で作業をしているときに.batファイル等のテキストを修正したくなる場合があります。修正量が多い場合や大きなファイルは、メモ帳や秀丸で修正しますが、少しの場合は、ラインエディタedlinが便利です。
C:\>edlin test01.bat ファイルを終わりまで読み込みました. *
この段階で『l』を入力するとソースリストが表示されます。ちなみに、『ファイルを終わりまで読み込みました.』が出なかった場合は、edlinを使わず、他のエディタを使用してください。
*l 1: echo aaaa 2: echo bbbb
たとえば、2行目を修正したいときは、『2』と入力します。
*2
するとカーソルが修正行の下に来ます。修正したいところまで、カーソルを『→』キーで移動し、修正します。修正が終わったら『e』を入力すると修正が書き込まれてedlinが終了します。
*e
ちなみに、2行目を追加したいときは『2i』で、2行目を削除したいときは『2d』です。また、編集モードから抜けるときは『Ctrl+c』です。
尚、edlinを使用するときの留意点としては、少なくとも以下の3つがあります。
- 大きなファイルは、NG。
- ファイル名が8.3形式以外は、NG。
- 右クリックメニューが、NG。
参考リンク:
http://technet2.microsoft.com/WindowsServer/ja/Library/720e8e05-72bd-4331-be76-943f7a2ba1a81041.mspx?mfr=true
http://technet2.microsoft.com/WindowsServer/ja/Library/b20b41a2-5750-4258-a2ca-944d741a8cbc1041.mspx?mfr=true
とにかく、8.3形式の小さなファイルを修正するとき以外は使えないエディタですが、知っていると何かと便利です。
最後にedlinにまつわる面白いエピソードをご紹介します。